月別アーカイブ: 2017年11月

何でも薬になるのかも

佐賀県鳥栖市にある中富記念くすり博物館を初めて訪ねました。経口薬は即効性が優れていますが、持続性は経皮薬が優れているそうです。併設の薬用植物園には、普通の民家の庭園でも見かける樹木や草が植えられていましたが、それぞれになにがしかの薬効があるのが新鮮でした。

大人は何を示すべきなのか

現在開催中の「水俣病展2017」のホールプログラムにおいて、文化人類学者である上田紀行氏の講演を聴きました。上田氏は、東京工業大学の教授でもあり、若者の価値観の変化を間近に見ている立場にあります。約200人の学生に対して、自分が社員として勤める工場が長年有害物質を排水していると知ったら、どうするかという質問を続けています。その回答と年ごとの変化が以下の通りです。
            2006年  2011年  2012年
名乗って内部告発をする  3人    30人   50人
匿名で情報をリークする  15人   100人   120人
何もしない        180人   70人    30人
さすがに2006年のときは、驚いたそうです。正しいことを言えない不安感が覆う大人たちの姿を若者は見ていて、その若者を責められないと思ったそうです。しかし、この若者を大人である自分が変えてみせる誓ったといいます。大きな変化が出たのは、やはり東日本大震災に伴う東電福島第一原発事故が起きた2011年からでした。上記の回答の「何もしないこと」の愚かさの理解が進んだのかもしれません。
写真は、肥薩おれんじ鉄道の車内広告。

水俣病展で伝わりにくい問題を伝える

現在、熊本県立美術館分館で開かれている「水俣病展2017」の会場一角で関連書籍の販売が行われています。その中に今月刊行されたばかりの富樫貞夫著『〈水俣病〉事件の61年 未解明の現実を見すえて』(弦書房、2200円+税、2017年)が、置かれていました。出版社の紹介文には、「ひとつの公害病として、水俣病が公式に確認(1956)されてから今年(2017)で61年がたつ。この間、水俣病闘争、見舞金契約、認定問題など政治的社会的にさまざまな動きがあった。それは今も続いており、胎児性水俣病などを含めて世界的に水銀汚染が問題になっている。しかし、水俣病はその大半が未解明のままなのである。本書は、初心者も含めて、「水俣病」の病名、メチル水銀汚染の海域の範囲、毛髪水銀値からみた健康影響、社会的な「認定」と医学的な「診断」の違いなど未解明の問題点を講義した、その記録集。」とあります。2015年11月から2016年3月にかけてその講義は実施され、私も実際に聴講しました。実をいうと、水俣病展で伝わりにくいけれども知ってほしい構造問題が本著作に盛り込まれています。ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。

湯の鶴温泉

3年ぶりに湯の鶴温泉である財団の理事会が開かれ、評議員も加わった懇親会に参加しました。つい先日亡くなった元職員を偲んで出席者全員から発言がありました。ビールジョッキを掲げてほほ笑む遺影の披露もあり、この財団の歴史と使命を確認する良い機会となりました。

陽子崩壊

けさの朝日新聞の「科学の扉」欄で驚いたのが、陽子崩壊を証明できればノーベル賞級の発見だということでした。陽子にも寿命があれば、陽子が崩壊するということになり、すべての物質の崩壊につながるというわけです。つまりは宇宙そのものがなくなるという哲学的な問題になります。なんとも壮大な話です。

気をつけたい

このところ多いのが弔事とケガと各種団体の理事会出席です。寒くなると急な体調変化が現れるのは分かります。ケガは大したことはないのですが、たまに外で庭木等の剪定を行うとちょっとしたことでキズを負っています。理事会はそれぞれの団体の活動チェックにあたって大切な機会です。集中して取り組みたいと思います。

懸案は山積している

最近長年そのままにされていた案件の取り扱うことがあります。当事者も専門家に相談されたことがあるようですが、解決せずに年月だけが流れたというケースです。なかなか面倒な案件だと向き合おうとしない専門家がいることも残念ながら事実です。行政がらみだとなおさらです。しかし、解決の糸口はあるものです。

納税に見合う受益への信頼を

きょうは、勤労感謝の日です。国にとって何がありがたいかというと、雇い主が国に代わって所得税を集めて納めてくれるということではないでしょうか。いわば納税を感謝しますという意味合いもあると思います。それでいけば、別に働いていない人でも、消費という行動を通じて消費税を納めています。これも勤労所得と同じく事業主等が国に代わって納めています。どちらも個人が直接税務署を訪ねて税金を納めないので、国民が貢献しているという自覚が薄まっているだけです。モリカケ問題もつまるところ国民が託した税金の使われ方の問題です。公平公正を欠く扱いを行政が行い、国民が他に受益できた部分に損害を与える結果をもたらしたのではないかという疑惑が残っています。とにかく働く人だけでなく、働けない人も感謝されていい社会が自然だと思います。写真は、熊本城周遊バスしろめぐりん車内から見えた細川刑部邸の倒れた塀とイチョウの木。

期末と歳末業務

今月末が当社の決算期末、来月は個人事業主である事務所の期末、年末調整事務もあります。加えて再来年は消費税増税や改元もあります。いろいろ先々も見ながら処理を進めていかなくてはならない時期です。業務案件もできるだけ多く年内に整理したいものです。写真は先日参加した防災訓練の一コマ。

さてどうする

2005年のチーム設立以来13年間、監督や経営陣の中心としてロアッソ熊本を導いてくれた、池谷氏の辞任・離熊が伝えられました。熊本にJリーグの文化を根付かせてくれた功績は誰もが認めるところだと思います。まずは感謝とねぎらいの言葉をかけたいと思います。さて、あとは県民がどうするかです。

ロアッソ熊本とユキマサくんの順位確定

昨日、J2ロアッソ熊本と「ゆるキャラグランプリ」にエントリーしていた日本行政書士会連合会マスコットキャラクター・ユキマサくんの順位が確定しました。結果は、ロアッソ熊本が降格圏の21位。ただし、J2ライセンスを持たないJ3クラブが2位以内に入ることが確実になったため、降格は免れました。ユキマサくんの方は企業団体部門で、7位。昨年より順位は上げましたが、序盤3位、中盤6位から後退しました。この結果を受けて来季はどうするのか、考えを受けてから支援の力具合は決めたいと思います。

自分に正直に

昨夜、水俣病展2017の関連イベントで、緒方正美氏と香山リカ氏の話を聴く機会がありました。語り部として活動されている緒方氏は、自身の人生を振り返って、逃げる人生、闘う人生、向き合う人生の3つがあったと語りました。患者となったことで失うものばかりでなかったといいます。加害側の当事者に対する赦しの心境については、緒方氏でしか気づくことができなかった重い経験だと思いました。香山氏からは、たとえ第三者であったとしても、自分にとって嫌なことであれば、発言するという姿勢を受け取りました。水俣病とのかかわりということでは、同じ精神科医であった故・原田正純氏の著作から先入観をもたずに研究する姿勢や患者の暮らしを知る医者としての姿勢を学んだという話でした。共に差別する浅はかな人たちからの攻撃を受けた人ならではの強さややさしさを感じました。それにしても思うのは、フェイクにはまってヘイトスピーチを繰り返す人々は、何かから逃げる心の病があるのではという気がします。

相思社元職員の訃報

けさ相思社から下記の訃報連絡をもらいました。退職後、闘病生活を送っておられましたが、相思社の設立10年から40年目にかけての時期を中心に支えてもらった方でしたので、惜しい限りです。水俣とは縁もない多くの方が患者支援に動いてこられましたが、弘津氏のような目立たない支えこそが、最も強く頼りになったと思います。ご冥福を祈ります。

弘津敏男さんが亡くなりました

相思社元職員の弘津敏男さんが11月17日の朝、お亡くなりになりました。
謹んでお知らせ申し上げます。

葬儀は下記の通り執り行われます。

通夜:11月18日 19時より
葬儀:11月19日 10時30分より

場所:大阪府高槻市下田部町2-1-9
北摂ホール
072-672-4200

安否確認訓練を前に

次の日曜日に地元校区において安否確認訓練や総合防災訓練が予定されています。地区ごとに区長や民生委員が要支援者宅を訪問し、安否確認情報を消防団が詰める地区本部へ提供する段取りになっています。訓練自体に参加する地区とそうでない地区、それぞれの役割についての理解が進んでいる地区とそうでない地区、とさまざまです。災害のどのような状況でどのような行動をとるかという判断次第で、二次被害が発生するかしないかという分かれ目もあります。
民生委員など避難支援等関係者の避難行動支援に関する取組指針というものを内閣府が定めています。それによると、避難支援等関係者の対応原則は、「避難支援等関係者本人またはその家族等の生命及び身体の安全を守ることが大前提である。」「避難支援等関係者の安全確保に十分に配慮すること。」となっています。
また、避難支援等関係者等の安全確保の措置として、「一人ひとりの避難行動要支援者に避難行動要支援者名簿制度の活用や意義について理解してもらうことと合わせて、避難支援等関係者は全力で助けようとするが、助けられない可能性もあることを理解してもらうこと。」とも明記されています。いずれも東日本大震災の教訓を経て2013年8月に定められました。

きょうから水俣展2017

本日から「水俣展2017」が熊本県立美術館分館をメイン会場に開かれます。同館とは別会場でホールプログラムも予定されています。第1弾は、下記の通りです。緒方氏は、相思社の評議員会でのご縁もあるので、関心があります。香山さんは、日頃から差別される人々に寄り添って勇気ある発言をしている頼もしい方です。
「私と水俣病」―患者さんのお話から
11月18日(土)午後6時30分開場、7時~9時
[A会場]城彩苑多目的交流施設
緒方正実(建具師、水俣病患者)
香山リカ(精神科医)
水俣病を生み出した近代が、さらに効率性・合理性を極める現代は、心の病が蔓延する社会。そんな今、メディアで親しまれる精神科医の香山。行政に立ち向かい「人間であること」を守った緒方。2人の講演と対話から考える「心を育てる」。

フェイクを論破しよう

高校生の修学旅行先のベスト3都道府県は、沖縄、東京、京都なのだそうです。沖縄は、戦争の真実を考えるには格好の場所です。戦跡もそうですが、今も存在する基地の問題から、いろんなことが見えてくるかと思います。ともすれば、トンデモ論でメディアをにぎわす連中もいますから、それらのフェイク部分を論破するファクトを積み重ねて対処する必要があります。佐藤学・屋良朝博著『沖縄の基地の間違ったうわさ 検証34個の疑問』(岩波ブックレット、580円+税、2017年)は、手軽なファクトチェックのツールだと思います。

お歴々の顔

先日、地元小学校の学習発表会と地域住民とのふれあい教室を参観してきました。その発表会と教室活動との時間が50分近くもあったので、校長室に通され待っていました。校長室の壁面には、歴代の校長とPTA会長の顔写真の額縁がずらりと掲げられています。校長はだいたい50代、PTA会長は40代の歳のころです。昔の40代や50代はずいぶんと落ち着いていたものだなとつくづく思いました。現在の60~70代の雰囲気です。考えようによっては、人生のピークが昔よりも20年は延びた印象です。それにしても、校長先生は何十枚もの顔に見つめられて執務しているかと思うと、これほど息苦しい空間はありません。早々に退室したい気になりました。

支援はいつどこまで

3日連続でロアッソ熊本ネタの投稿になりますが、ここ12年支援を続けただけに、今季残り1試合を残しての体たらくをどう受け取るべきか思案しています。明言すれば、苦しいから支援を続けるべきか、いっそのこと見放してしまうかという問題です。クラブ自体がシーズン終了後にどのような始末をつけるのか見てから決めたいと思います。かたやJ1昇格を決めた長崎の社長のあいさつは素晴らしいと感じました。平和を訴えるクラブとしてさらに飛躍してほしいと思います。

長崎に越されてしまいました

共に2005年に設立された現J2の長崎が熊本を追い越してJ1昇格を昨日決めました。この違いは何なのかよくよく振り返ってみる必要があるかもしれません。仮に次節に熊本が降格圏に沈んでも、J3の2位以内にJ2ライセンスを持たない秋田か沼津が入れば、降格を免れるのは事実です。しかし、それでいいのかということも含めて考えなければなりません。