カテゴリー別アーカイブ: 政治

不在者投票は早めに

期日前投票の経験がある国民は多くなってきて浸透しているかと思いますが、たとえば現住所を離れて投票期間中に他の市町村に滞在する国民は、不在者投票を利用することができます。現住所地の選挙管理委員会へ不在者投票用の投票用紙等を請求すると、滞在地宛に書留郵便で送ってくれます。請求は家族が代行することもできます。不在者本人は、滞在先の選挙管理委員会へ出向いて投票用紙等を提出します。受け取った選挙管理委員会は、不在者の現住所の選挙管理委員会へ送り、投票日当日に本人の地元の投票所の投票箱に入れられます。そのため、速達で送られるとはいえ滞在地から現住所地の選挙管理委員会へ遅くとも投票日前日には届くよう早めに不在者投票を行わないとせっかくの一票が無駄になります。

不公正という国難

政党の離合集散に注目が集まっていますが、解散を決めた方は、国難突破のためといっていました。国難にはいろいろあるでしょうが、行政運営が不公正であれば、それは大きな国難という気がします。権力者の意向で行政事務のあり方が歪められたり、業務遂行の検証材料となる文書記録が勝手に廃棄されたりしているのは、まっとうな国の組織とは言えません。問われるべき国難はモリだくさんあるようですし、その判断をカケてもらいたいものです。

選出方法は見直しを

現行の国政選挙の制度については、1票の価値の平等性確保と実態に合った民意の議席数への反映という観点から相当の不備があります。有権者の立場で言えば、自分の選挙区に必ずしも自分が国会議員としてふさわしい政策や見識をもった立候補者がいないことがありえます。国会議員なのだから都道府県民や市町村民の選良ではなく、国民の代表という考えに立てば、もっとも望ましいのはブロック単位の比例代表制がもっとも望ましいと思います。一人であっても一人会派として立候補できる道があってもいいのではないでしょうか。定数是正や区割り変更の頻度も少なくて済むメリットがあります。現行制度を所与のものとして重要争点から落とすのではなく、主権者の権利の根幹にかかわる課題として真剣に取り上げる候補者があっても良さそうだと思います。でなければ、選良の正統性が問われます。

専門的知性と市民的知性の往復

石井洋二郎・藤垣裕子著『大人になるためのリベラルアーツ 思考演習12題』(東京大学出版会、2900円+税、2016年)のP.280に「専門的知性と市民的知性の往復」が必要な理由と内容として、以下のように記されています。「専門知は、現時点でなにが確実に言え、なにが確実に言えないのか、その限界を正確につたえられるものでなくてはならない。同時に、現場にいる人の不安の中で、問題をさらに聴き直し、別の専門家と共同できるものである必要がある。このとき、高い共感性をもって市民的知性によりそうことと、距離をとって観察することとのあいだには、さまざまな距離感が設定できる。」。ここでいう専門知とは、学者を指していますが、他の専門職、たとえば政治家であるとか、行政書士であるとか、WEBプランナーであるとかにも言えそうです。信頼できる専門家かどうかの判断をつけるには、上記の回答ができているかどうか、つまり応答責任を果たしているかどうかという視点から、市民はいろいろ聴いてみるべきです。

変えるのは一人ひとり

東京電力福島第一原子力発電所の事故独立検証委員会報告書の中に、「この調査中、政府の原子力安全関係の元高官や東京電力元経営陣は異口同音に『安全対策が不十分であることの問題意識は存在した。しかし、自分ひとりが流れに棹をさしても変わらなかったであろう』と述べていた」という記述があります。ある程度の知性や地位がある人物でさえこうなのですから、国内外のあらゆる政治課題についていうべきことはいうことが必要です。結局は自分にとっても他人にとっても取り返しのつかない不利益を被るのです。

地上の道

本サイトの投稿でしばしば山室信一氏の著作について触れていますが、私が現役の学生だった頃、在籍する大学の非常勤講師を同氏は務めておられました。今にして思えば、その講義を履修してなかったことが惜しくてたまりません。現在はネット動画で氏の講演を聴くこともできます。つい先日、2015年2月11日に静岡市での講演「岐路に立つ日本 ~ 今こそ活かす非戦思想 ~」を視聴しました。講演の最後の方で、氏が高校時代の先生に紹介された魯迅の言葉を引いていました。魯迅は、以下のように書いています。「 希望とは、もともとあるものとも言えぬし、ないものとも言えぬ。 それは地上の道のようなものである。 地上にはもともと道はない。歩く人が多くなれば、それが道となるのだ。」。重要なことは、どのような時代の渦中にあって、こうした発言があったかということだと思います。単に名言として受け取るのではなく、発言者の思いを知ることだと考えます。この言葉を語るときの山室氏の姿が非常に熱を帯びていて感動しました。

統合と棄民の歴史

今読み進めている遠藤正敬著『戸籍と無戸籍』(人文書院、4200円+税、2017年)は、事前予想以上にたいへん面白い著作です。権力が領民を保護する一方、税や兵力確保のためには歴史的にも領民を登録管理する台帳が必要でした。これが日本では戸籍となります。戸籍を持たない者は犯罪者予備軍として扱われた歴史もある一方で、権力の怠慢やエゴで戸籍を奪った過去もあります。今でこそ戸籍を持つことが国民の証となっていますが、元植民地出身者については、国民でありながら戸籍は別扱いとしていたがために、戦後は日本人として保護されることはなくなりました。その他、海外在住の日本人の戸籍をめぐる扱いなど興味深い研究が記録されています。考察対象は、7世紀ごろから現代まで、近隣アジアの制度も含めてあり、仕事として戸籍に接する立場の者としては、初めて知ることばかりでした。戦前は民生委員の前身の方面委員が戸籍整理事業に携わっていたことも知り、その点も係わりを感じました。また、地籍というか不動産登記も国民の任意性によるところがありますが、戸籍が徴兵と絡んでいた時代もあり、国民の側から届出にさまざまな対応があった実例にたくましさも覚えました。

造り物では困る

昨日投票が行われた県南の市を通りがかったところ、現職首長に挑んだ新人候補の選挙事務所の看板を見かけました。すると、「○○市民ファースト」と大書されたグリーン色調のスローガンがありました。容易に判断されることですが、先だっての都議選のパクリというか、質の悪い便乗です。スローガン一つ満足に作れない付け焼刃感がありありでした。こうした造り物感覚で行政に携わろうというのは有権者をなめている印象を受けました。

政治家は信条を語れ

業界の政連の催しで現役国会議員の国政報告会に参加する機会がありました。昨日の投稿でも触れた税制と社会保障の問題や国際関係など、首相とは異なる信条を聴けて面白い時間でした。もっと語ってもらうことが、他の立候補者との比較のためにもいいことだと思います。

子どもの将来を考えた税制と社会保障を

朝から飛翔体が発射されたニュースがありましたが、結局のところ撃たれたらすぐには分からない、迎撃や避難対応は難しいということが分かっただけという思いを強くしました。撃つ側に付き合って高価な迎撃武器を取り揃えても、わざわざ的を提供することにしかならないという気がします。そんなことにカネを捨てるよりも国の将来を見据えたら子どもの福祉と教育を充実させることが先決です。こうした議論について国内で出てきているのは「子ども保険」と「All for All」ぐらいが目立つ程度です。どちらがいいのか、他にいい政策はないのか、飛翔体に飛びつくのもいいですが、こちらを真剣に考えないと自滅の方が早くて現実的な感じがしないでもありません。

帰化と憲法遵守条件

地蔵まつりは、23日の花火を自宅からちょっと見て満足し、結局街中の「造り物」は見に行きませんでした。もともと17年前まで熊本市内の会社勤めをしていたころは、まったくの無縁の出来事でわざわざ見物することはありませんでしたので、祭りというものに淡泊なのかもしれません。
それで、昨日は業界の研修で、届出による国籍取得と帰化申請について学びました。出生のときから日本国籍を有している人は意識することがないかもしれませんが、帰化の許可を得ようと申請するとなると、いくつかの条件を備えなければなりません。その一つに憲法遵守条件があります。詳しくは国籍法で定められていますが、日本の政府を暴力で破壊することを企てたり、主張するような者、あるいはそのような団体を結成したり、加入しているような者は帰化が許可されません。
それでいうと、日本国籍をもつ者であって、核武装を主張する者あたりはどうもバツが悪いんじゃないかと思います。核兵器をもつということは使用する意思を示しますから、確実にその場所は攻撃目標となります。あるいはロクに原発も管理できないことがあるわけですから、自国内で爆発させる危険もあります。結果的に日本の政府を破壊することになると思わざるをえません。

高校生の演説を問題視する国を知りたい

スイスのジュネーブで開かれている軍縮会議で、広島・長崎など全国から選ばれた高校生代表が、3年前から毎年行ってきた核兵器の廃絶を訴えるスピーチを、今年の会議ではできないことになっています。この理由について、日本の軍縮大使がNHKのインタビューに答えて、高校生のスピーチを問題視する国があったことを挙げています。さらに、「私どもとしてはこれまでのように実現したいと考えていたが、一部の国から異議があった以上は、強行するわけにはいかなくなった」と説明しています。それなら、その問題視している国はどこなのか、なぜ日本の軍縮大使は、演説実現に動かなかったのかを知りたいと思います。と、その問いと答えはNHKの報道になかったので、分からないのですが、これでは軍縮大使ではなくして軍拡大使、これが核兵器禁止を求める国民の代表とは言えないと思います。まったくもって腹立たしい限りです。問題視しているのは、情けないことに今の日本政府そのものではないのでしょうか。不名誉で恥さらしの政府代表を送り込んだものです。

スポーツの高齢化と国際化

この週末は、熊本県のウエイトリティング選手が出場する大会が3つ重なりました。まず、県協会の財政にもっとも影響する国体九州ブロック大会は7位と低迷して追加代表枠の獲得はなりませんでした。練習量豊富な大学生選手がおらず、日頃仕事優先の社会人が出場するのですから、予想はされたことです。18年前の熊本国体の資産はなくなってきたようです。一方、出場選手の中にある納豆製造会社の社員2名がありました。ここの女性社長が自らもウエイトトレーニングをたしなむため、理解があり、先々選手の勤務先として有望視しています。国体の少年代表選手を決める選考会については、1名全国優勝を狙える素材がいますが、他は全国上位と開きがあります。もう一つ、新潟で行われた全日本マスターズには中高年選手が多数出場しました。ある意味、選手層が厚く、好成績であれば、世界大会に出場できる可能性もあります。この大会は審判員も選手が務めることになっていて、競技ももちろんですが、参加者同士の交流が楽しみになっているようです。五輪がそうであるように、政治や思想信条とは別にいろんな人間同士が出会うおもしろさこそがスポーツの効果なのではと思います。

何を恐れているのか

スイスのジュネーブ軍縮会議で高校生平和大使による演説が今年は見送られる見通しという報道がありました。政府が反対している核兵器禁止条約を平和大使が「推進すべきだ」と主張してしまうことを、外務省側が恐れたのではないかという見方が出でいます。高校生らは政府の代弁者としてジュネーブに赴いたのではありません。高校生に恐れをなす政府代表部に軍縮を進める仕事が果たしてできるのでしょうか。

血管とストレス

きのう、生活習慣病予防の対策の食事や運動療法について投稿したところですが、砂糖や塩が、野菜がと、気になって仕方がありません。要は血管を健康にするのが大事なので、この時期は水分補給と休養が重要なのではと、考え直しました。あまりストレスがかかると、それが元で血管に悪い影響を与えたら何にもならない気がしました。話は飛びますが、ミサイルのエンジンをロシアから買ったり、危機を煽って米国製の地上配備型の迎撃ミサイルを日本に買わせようとしたり、なんだかんだで暴利を得ているのは、大量の核兵器保有国なんではというのに似て、目的と結果がなんかおかしい例はあります。

メッセージの出し方と受け方

対外関係での政府と国民のメッセージの出し方と受け方は気を付ける必要があります。特に近隣アジアの関係においては一層留意しなければなりません。たとえば、天皇でさえ参拝しない靖国への向き合い方を政府の一員はよくよく考えなくてはなりません。しかし、その側近らが余計な発言をしてその行動が意味をなさないことになるのは、ほんとうに国益を考えない頭の悪さだと思います。一方、近隣アジアにおいて過去の日本の罪状を掘り起こす動きについては、これまた下手な論評をしないことが、肝要だと思います。一民間事業者がバス内に人形を置いたことにとやかく日本の政府や国民が言うべきでないと思います。