カテゴリー別アーカイブ: 起業

そうねだいたいね

「今何時? そうねだいたいね」というのが、昔の歌詞にありますが、当社の事業は、今何次なのでしょうか。現在の主要事業である農業に関連深い用語として、「6次産業」というのがあります。これは、ある農業経済学者が提唱した造語で、農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を表しています。ただ、当社の場合は、あまりクロスせずに複数の分野を取り扱っていますので、7次ぐらいにはなっているかもしれません。近く新しい取り扱い事業について発表できそうです。

主権者を意識する年中行事

この時期、当社においては代表者自身が自社の年末調整を行った上、源泉徴収票・給与支払報告書等の一切の作成を行います。そして、年明けには源泉所得税その他の納税が控えます。毎回そうですが、こうした納税事務を行うと、主権者であることを否応なく実感します。つまり役所の肩代わりで税金を集めて納めているわけですから、役所からすれば税額の計算を含めてそれだけでも相当の事務コストの軽減になります。もちろん税務の専門家がいて外注するのもありですが、できるだけ会社自身で財務経理はやるべきで、経営者自身が実務を行わないでも、その数字を読み取り自社にどのような課題があるのかを知ることにおいても重要だと思います。

うなぎ談義

昨夜参加したある会食で、期せずして「甲佐うなぎ」が話題に上りました。甲佐町は「やな場」があることから鮎が特産品であることは有名ですが、うなぎについては初耳でした。なんでも地下水がきれいなので養殖に適しているそうです。通販でしか手に入れられないそうですが、わずかな要員でかなりの売り上げがあるということ(実際の数字は同社関係者の方から聞きました)で、驚きました。

アンケート回答による振り返り

当社のように経営管理者が一人という企業だと、社内での対話がないため、経営方針のチェックを怠りがちです。一方、起業して長くならない企業、新規農業参入企業ということで、公的機関やマスメディアからアンケート調査依頼が届くことがあります。あまり頻繁だと面倒ですが、設問を通じていろんな振り返りができて、有益です。回答協力すると提供される調査結果を見て発見につながることもあります。

政治学とは社会の医者である

日本自動販売機工業会の元専務理事である黒崎貴氏による『食品知識ミニブックスシリーズ 自動販売機入門』(日本食糧新聞社、1200円+税、2016年)は、ある業界の発展の歴史をたどる物語としてたいへん面白い著作でした。特に環境問題に対する国際社会からや行政からの要請に対して常に先んじて対応を実施してきたことは、自動販売機に対するイメージを改めさせる力がありました。オゾン層保護のためにフロンに代わる冷却ガスを採用したり、地球温暖化防止のために消費電力量の削減に取り組んだりしてきています。ただ飲料を販売するだけでなく、自動販売機の存在自体が地域にとって欠くことのできない機能を持つステーションになる可能性も秘めています。こうしたことは、自らその情報にあたらないと知り得ないことです。また、これは行政書士の仕事とも関係しますが、行政法がどのような社会環境を反映して改正されていくかを理解する材料にもなりました。
さて、その後は姜尚中著『逆境からの仕事学』(NHK出版新書、740円+税、2016年)を読み始めています。著者は政治学者であり、政治学とは社会の医者であるといいます。もっとも政治学者になったのは、なりゆきなのだそうです。どんな仕事も就いてみないとわからないとも語っていて、まだ最初の方しか読んでいませんが、こちらも好感が持てる著作です。

期末まで2週間

当社の第6期末まで残り2週間となりました。継続事業は大過なく進めることができました。来期は新規事業への進出を計画しており、リサーチ中です。起業以前から今まで多分野の事業に携わる機会を得ましたが、事業ごとに採算性や継続性に特質があり、あまり同質の事業に集中しすぎるのも考えものだと思います。

自動販売機入門

山折哲雄著『 「ひとり」の哲学』(新潮選書、1300円+税、2016年)の文体とは相性が悪く、遅々と進んでいません。脇道にそれて、黒崎貴著『食品知識ミニブックスシリーズ 自動販売機入門』(日本食糧新聞社、1200円+税、2016年)を読んでいます。現在、国内飲料メーカーの再編はめまぐるしくそれだけに街頭の自販機風景も今後様変わりしてくると思います。自販機の歴史は意外に古く、すでに明治時代には開発されていて、大正時代には駄菓子の自販機が登場しています。「ノンキナトウサン」をモチーフにしたデザインのそれは現代にあっても受けそうな気がします。

変な経営者もいるものだ

先日、ある団体の会合に参加するため、主催者が用意してくれた会場隣接のホテルに宿泊しました。食事は値段の割に圧倒的に貧弱でまずかったですし、室内の備品も経営者の押しつけが詰まった不快なものでした。新聞も特定の1紙しか置いていません。館内ではここの経営者が批判する国から観光客や外国人従業員もいましたが、お客様をなんだと心得ているのかはなはだ疑問でした。

タイムマシン経営その2

昨日の投稿では、タイムマシン経営の例としてソフトバンクを取り上げましたが、これも昨日上場したJR九州も変化に富んだ道のりを走っています。鉄道事業が本業ですが、不動産事業やホテル・飲食店事業、農業事業に取り組んでいて、後から登場した事業が稼ぎ頭になっているものもあります。レールから降りてみる判断が成功した例だと思います。まだ農業は収益的に苦しいようですが、農業で稼ぐ上場企業が増えてくると頼もしく思います。

タイムマシン経営

ソフトバンクという企業は、法人税をほとんど納税しないという点で、あまりほめられない社歴をもっていますが、創業者がこれまで時間差にビジネスチャンスを見出してきた点には、見習うべきところがあります。パソコンソフトの卸という業界の下流から起業し、出版、インターネット、携帯電話と歩みを進め、今年は半導体設計という業界の最上流へ手を伸ばしています。このように経営者には変化の目利きの才能が求められます。一時の成功に満足するのではなく、たえず姿形を変える、これほど面白いものはないと思います。

関係者繁栄業

企業の事業内容としては物を生産したり販売したりするということであっても、その結果として被雇用者や取引先が得をするのであれば、その事業内容としては関係者繁栄業ともいうべきものとなるのではと思います。つまり、手段はある特定の製品・商品・サービスの取り扱いであっても、結果として広くそれが社会貢献となるものでなければ、事業として意味がない気がします。果たしてそれができているか、たえず問うてみたいと思います。

第6期第4四半期へ

本日から第6期第4四半期に入ります。主力事業のミニトマト生産は育苗期間中のため、期末に売り上げが出始めます。その代わりに別事業に従事したり、新規事業の研究を進めます。読書の方は、現在、光化学協会編『 夢の新エネルギー「人工光合成」とは何か 世界をリードする日本の科学技術』(ブルーバックス、900円+税、2016年) と格闘中。光合成では酸化と還元、つまり電子を出したり受けたりという視点を学びました。人が出会うとか、いい考えが浮かぶとかいう、化学反応というのが電気を感じるというのは案外事実かもしれません。

高度職業能力を持つ外国人の定着を図ろう

昨日は熊本市国際交流会館における出入国管理の相談員として対応にあたりました。その際の相談事例にはないことですが、せっかく本県内の大学や大学院に進んだ外国人留学生たちが、卒業後、母国へ帰国したり、他国に活躍の舞台を求めて、県内に定着する例は少ないと聞きました。非常にもったいないことです。高度な職業能力を有した外国人を受け入れるに足る企業が少ないことや起業の難しさがあるのかもしれません。いくら日本人の出生率を増やしても納税等で貢献してくれるまでは20年以上を要します。ですが、有能な外国人が地域に定着してくれれば、即戦力となります。留学生への奨学金は手厚いのですから、そのリターン利益を得るためにも真剣に取り組むべき課題だろうと思います。

市民ファンド

水上貴央著『再生可能エネルギービジネスの法律と実務』(日本加除出版、4200円+税、2016年)の読了にはいささか期間を要しました。厚みのある本なので外出先で気軽に読むには不向きなせいもあります。しかし、内容豊富で読み進めるうちに、いろんなビジネスモデルが頭の中を駆け巡りました。売上債権の担保化や事業主体のあり方など、手法もさまざまにあることが学べました。市民ファンドなど、地域住民の利益になる事業体の創出として再生可能エネルギービジネスを活用することはもっと進めていいかもしれません。

決算公告についての考え

毎年、ある信用調査会社から決算概要についての照会があっていますので、決算書を同封して返信するようにしています。本来、法的にはすべての会社に決算公告の義務がありますが、官報にしても日刊新聞にしても掲載料が高くて株式公開企業を除いてほとんどの会社が行っていないのが実情です。法的義務を果たしていないので過料を求められても拒めないのですが、役所が本気になればその数は膨大であるがために、反発に抗しきれないのは目に見えています。そんなわけで野放しになり、冒頭のような信用調査会社のような需要が出てきます。経営者によっては自社の財務内容を公開するのを嫌う向きがありますが、私の考えはたとえ株式未公開企業であっても情報公開する気風が経営姿勢にも表れると思い、明らかにするようにしています。