カテゴリー別アーカイブ: 雇用

8月に入りました

高校生の新卒採用選考の解禁は9月16日からです。8月に入りましたので、残り1カ月半となりました。解禁当初から動く企業の採用担当者は比較的面接にもなれていてそつなく質問を行い、応募者の人柄をあぶりだすのが上手だと思いますが、日ごろ面接の機会がない企業の場合は、担当者の方が緊張して高校生に対してあまり質問を行えないものです。そのため、つい外見の第一印象で選考しがちです。逆にいえば、しっかり自己PRができたり、企業へ質問ができる応募者はたいへん有利です。出会う機会のある高校生にはこうした採用現場の実情を伝えていきたいと思います。

体力差以外に年齢は関係ない

17-18歳というと、だいたい高校3年生であり、この時期になると将来が決まってくるころです。進学なのか就職なのかがまず大きな分かれ目です。就職については4年先、6年先と、進学すれば先延ばしになりますが、覚悟を決めるという点では、変わりないような気がします。また就職してもその仕事が未来永劫あるとは限りません。技術や市場といった環境が変われば、無くなる仕事と新しく生まれる仕事があります。新しい仕事については年齢差は関係ありません。対応するのか、別の道を歩むのか、そこでも決定が迫られます。そうしてみると、年齢というものは体力差以外に変わりはない気がします。高齢者になっても仕事をしていていいのではないかと思います。若者から仕事を奪うという考え方はしない方がいいかもしれません。

雇用なしで生きる

介護離職に加えて保育離職により社会で活躍できない問題がクローズアップされています。そのために介護や育児の休業・休暇もありますが、期間があまりにも短く到底対応できていないのが現状です。働き方も合わせて考えなければなりません。写真はこれから読む本の表紙です。

夢を語る

3月1日にオープンする地域密着型デイサービスWish(合同会社つなぐ)の内覧会に昨日行ってきました。リハビリに力を入れているほか、介護保険でカバーできない日常生活支援にも積極的な事業所です。今後の飛躍を期待しています。
その足で、中学校の授業参観にも参加しました。「夢を語る」パネルディスカッションということで、社会人等のパネリストと、あらかじめ自分の夢についての作文を用意した生徒たちが参加しての総合学習の時間でした。夢について印象に残ったのは、ボクシングで日本一になった経験のある高校教諭のパネリストの発言で、「夢とは、必ずしもなりたい職業ではない。なりたい職業に就いたとしても叶えたいものが夢である。努力すれば夢は必ず叶えられる。」ということでした。中学生時代の思考はどうしても狭くなりがちです。大人としては尊重することも大事ですが、おもねってもなりません。仕事の名称や肩書きといった位置がかもし出す見栄にこだわる夢はあまり意味をなさないと思えました。よくすぐに役立つ学問はすぐに役立たなくなるといわれます。どのような分野に進むのであれ、世界の歴史を学んでほしいし、最後は価値観というか哲学の問題になるということを、中学生たちには知ってほしいと思いました。
さて、けさの目覚め前の夢は、タチの悪い債務者のところへ踏み込んだところ、額面が細かく異なる有価証券類がたくさんあり、回収額をその場で計算するために、大勢の社員を呼び寄せて指図するというものでした。登場人物が過去の勤務先関係者であったり、今の同業者だったりと、ハチャメチャなものです。睡眠中の夢はたいてい過去の仕事など斬った張ったが多いのがナゾです。

仕事について

昨日おじゃました介護事業所で利用者の方と話をしたときに、その方の職業人生について伺う機会を得ました。何度も繰り返して言われていたのが、仕事をしているときが楽しかったということでした。もちろん仕事での失敗もあり、その際に社内外に謝った経験も話していただきましたが、他人から期待されることの充実感が何よりも勝っていたのだろうと思います。たとえば若者が自分のキャリアを考えたいときには、あまり職業経験のないコンサルタントのカウンセリングを受けるよりは、こうして仕事を続けてきた高齢者の話を聴いた方が断然役に立つと思います。

時間銀行

深刻な不況と高失業率にあえぐスペインでは、「雇用なし」で生活の糧を得るため、「時間銀行」や「地域通貨」などを活用して、既存の経済・社会システムに依存せず、支え合って生きる社会をつくる取り組みが生まれているそうです。球磨村の暮らしに通じるものがあるのかもしれません。近く出るルポ本を読んでみたいと思っています。

遊び仕事

水俣病センター相思社発行の『三人委員会 水俣哲学塾』の中で、鬼頭秀一氏が触れていた「遊び仕事」という言葉が印象に残っています。民俗学では「マイナー・サブシステンス」というそうですが、まずサブシステンスというのは、稼ぎのための農業がその例にあたります。これにマイナーが頭に付いた営みとしては、山で山菜を摘んだり、川で魚を釣ったりすることになりますが、市場経済的な経済行為ではなく、遊びの要素が入った分配ということになります。トラクターが入らない棚田での稲作も儲からないという意味では、精神的な満足を得ることに意味がある営みといえます。仕事が稼ぎとなった途端、それが規模が大きくなるほどに賃労働のウエイトが大きくなり、人との関係もカネによる支配ということで、なんとも殺伐になってきます。もっとも、社会における労働のあり方としては、このカネによる人の支配という関係から目をそらさせるため、会社への貢献イコール仕事のやりがいが美化され、そうした物語を信じ込ませる就職指導が巷でははやっているわけですが。こうした方向に考えを進めると、夢も希望もなくなりますが、確かに「遊び仕事」の世界があるのも事実です。この要素は日頃の生活で大切にしたいと思います。

ミニトマト収穫パート募集中

当社農場でのミニトマトの収量が増えてきました。それに伴い、収穫作業に従事してもらえるパートの方を求めています。ハローワークでも求人公開中です。求人番号43080-208261
(2016年1月7日追記:本求人は充足しました)

外国人雇用は表玄関から受け入れを

12月21日の日本農業新聞1面コラムにおいて、内田樹氏が「米国模倣は解ならず」というタイトルで、米国のこれまでの発展の歴史は特殊だったと、書いていました。米国が繁栄できた、アドバンテージの理由は二つあると、そこでは指摘しています。一つは、ただ同然の労働力である奴隷制度があったこと。もう一つは、ただ同然のエネルギーである石油の産出というのです。ですから、米国をマネるのはムリというわけです。しかし、日本でも安上がりな労働力として外国人技能生を招いてたりしています。米国を引き合いに出すのもいいですが、まず足元も見ないといけない気がします。外国人雇用については表玄関からの受け入れを進めるべきだと思います。

新ジョブ・カード

先月からジョブ・カードの様式が変更になるとともに、その作成支援に係る担当者の名称も変わりました。ジョブ・カードといってもそれ自体を就職活動の際の応募書類として使用されることは少なく、もっぱら職業訓練において訓練受講者の履歴書・自己PR・職務経歴書の下書きの材料集めに使われることが多かったように思います。したがって、ジョブ・カードの普及自体は不透明ですが、応募書類の作成支援が促進されるようになれば、意味があるように思われます。実際に採用に携わる者にとってどのような応募書類が魅力的に映るかを応募者が知るのは、重要です。

派遣労働という雇用不安

年度末をもっての番組打ち切りが噂されるNHKの「クローズアップ現代」を昨夜見ました。テーマは「非正社員4割の衝撃! 同変わる働き方」ということで、改正派遣法の影響を受ける派遣労働者と派遣会社の実態をリポートしていました。今回の改正で専門26業務も派遣期間が最長3年間となり、派遣先で正社員登用されない限り更新されないという、きわめて不安定な立場に置かれます。派遣先は同一業務で派遣労働者を長く使い続けたければ、3年ごとに労働者の首をすげ替えればいいということになっています。派遣会社も派遣元が正社員登用を進めるよりは、ずっと派遣労働者を受け入れてくれたがいいと考えているに決まっています。派遣業が認められる限り派遣労働という雇用不安はなくならないのではという気がします。
写真は記事と関係ありません。

40歳は「こころの定年」

楠木新著『「こころの定年」を乗り越えろ』(朝日新書、780円+税、2015年)を読み終えました。20-30歳代は、夢中で仕事を覚えて、その過程で自己の成長を感じられるものですが、私も40歳前に当時の仕事に飽きてしまい、著者のいう「こころの定年」を迎えた気がします。著者自身は60歳で定年退職されていますので、会社員人生を全うした人物ですが、40歳代後半に「うつ病」を患ったことや、50歳から執筆や大学講師などの「複業」を始めたことを明らかにしています。本書でもっとも共感したのは、第5章のくだりです。会社員生活でしか積めない経験もあるので、それはそれでしっかり身に付けるのも悪くないと思います。ただ、会社員であればどうしても組織優先となるので、個を貫くことは難しいのも事実です。そして意外と社外の人との付き合いが希薄となります。人相も悪くなりがちです。なので、著者は自分が関心をもつ分野の先達の人の話を多数聴くことを勧めています。出世や収入だけが価値ではない世界の方が広いことに気付けるかもしれません。

農業による経済的自立

民生委員の研修で、西原村の障がい者就労支援事業所を訪ねる機会に恵まれました。ここでは農業や農産物加工食品の製造販売をされています。農業ができる条件が豊富なだけに、提供できる仕事もたくさんあります。できることならもっと高い賃金を携わる人たちが得てほしいとは思いましたが、経済的自立を後押しする事業としての可能性は大きいと感じました。商品は地元の道の駅でも販売されていました。写真は萌の里のコスモス園です。

士業に役立つ会社員経験

地元県内の専門8士業研修会が昨夜開かれ参加してきました。研修内容はごく当たり前のことでしたが、学力や専門知識において優秀であるがために若くして士業の世界に入った人からすれば、いかに営業で仕事をとってくるかとか、いかに顧客満足度を向上させるとか、顧客や事務所スタッフとのコミュニケーションを図るかとかなどについて学ぶ機会はないのだなと思いました。それでいくと、士業者になるまえに会社員経験を積むことはたいへん役立っているという実感があります。写真は記事とは関係ありません。

どこを向いて仕事をするか

磯田道史著『無私の日本人』を読了して数日経ちますが、市民の側も官僚の側もどちらを向いて仕事をすべきかということを考えさせられます。話は飛びますが、労働者派遣法の改正問題に関連して経営者と正社員それぞれの使命や役割についても考えています。正社員は経営者に近い存在なのか、派遣労働者に近い存在なのか。正社員に経営感覚を求めるなら、派遣という形態はそれ自体、経営者と対等の立場がないので本来あってはならないと考えています。

求人情報

2015年3月25日追記。本日の理事会で聞いたところでは、下記の求人はハローワークで求人開始後に多数の応募があり、近く面接予定とのことでした。

私は、「特別養護老人ホーム桜の丘」を運営する上益城郡甲佐町の「社会福祉法人綾友会」の監事を務めていますが、このたび、下記職種の職員募集の情報提供を得ましたので、ご紹介します。
1.職種  施設の現場事務員
2.仕事内容
・介護保険に関する事務処理
・市町村への各種申請事務
・パソコン入力
・電話の応対等
3.処遇  正職員
4.給与  15万~17万円位
5.勤務  4週8休(土日休み)
6.時間  8:30~17:30(60分休憩)

年度末に思うこと

年度末にかけてさまざまな関係団体の理事会等に出席する機会が増えています。メンバーの入れ替わり前という時期でもあり、自分の果たしてきた役割を振り返り反省する時期でもあります。働くということについて日頃考えていることをまとめてから本サイトに掲載したいと考えています。
写真は2月に訪れた鹿児島県内の農業高校の風景です。

『日本資本主義の正体』読書メモ

中野雅至著『日本資本主義の正体』(幻冬舎新書、800円+税、2015年)を読み終えました。資本主義や格差の問題については、日本大学教授の水野和夫著『資本主義の終焉と歴史の危機』やフランスの経済学者トマ・ピケティの大著『21世紀の資本』が昨年来話題になっていますが、本書は両書の解説本としても読むことができます。さすがに本書の著者は厚生労働省の官僚出身だけあって政策というものがどこで決められ作られているのか、その効果と限界についてもわかりやすく説明されていますし、搾取されっ放しの労働者がどう生き抜くべきかも示しています。それは、「搾取されずに生き残るためには終身雇用のメリットを十分利用しながら、万が一のリストラに備えて人脈形成などあらゆる手段をとっておくということが最大の戦略です」ということでした。夢がない話といえばそうですし、きっと私も含めてそれに満足できない者が起業化するのも納得できます。