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メディアと市民の気骨が試されている

サウジアラビアの記者殺害事件の背景には、独裁国家ならではの権力者のジャーナリズムへの恐れが見てとれます。しかし、どのように封殺しようとしても真実を隠せないのも事実です。武器購入というエサを投げてくれる相手に尻尾を振る節操のない大国のリーダーもいるのも現実です。一つひとつの史実を記録し記憶に留めることを続けなければなりません。

地籍調査

所在不明の土地所有者(管理者)の権利をあまりにも重視するあまり地籍調査が成立せず、土地の筆界が未定となり、所在が明確である土地所有者(管理者)の権利行使の障害になっている例が多いと日頃感じています。国の研究会でもそうした弊害解消のため、所在不明者の同意がなくても成立させる手立ての検討を始めているという報道を最近目にしました。土地は利活用することが公益にも私益にもなります。所在不明者の権利は国や自治体が預かる考え方に変えるべきです。

肩書にだまされない

たまにセミナーに出て講師の話に耳を傾けると、相手の守備範囲が狭すぎたり、持っているデータが古かったり、あれれと思うことがあります。特に役所関係は部署の経験が浅く、上級庁からの指示で動いている業務では、講師の肩書にだまされない意識が必要です。

滞在受容力

わずかな時間ですが、一昨日、同じ県内の人吉市の夜の街の様子を見て、地元宇土市とはずいぶん異なる印象を受けました。なんといっても100名以上の宿泊者を受け入れる施設がありませんし、観光や飲食も大人数で一度に楽しめるところがありません。つまり一時滞在受容力は弱いのです。それならそれで定住受容力の強化を図るべきだと思いました。

あゆの里

同じ県内の観光地で宿泊する経験は少ないものです。今回初めて人吉温泉あゆの里に泊まりました。なかなかいいお湯でした。部屋から眼下を流れる球磨川が見え、せせらぎの音も優雅な時間を過ごすのにもってこいでした。

軽減税率はおかしい

新聞週間に合わせたかのように来年10月の消費税の10%への増税が政府より表明され、新聞が政府広報のように税率の違いを報道しています。食料品や宅配新聞だけ8%のままというのも混乱を招く税制です。たとえば、消費税10%の種苗資材を買って消費税8%の農産物を販売する小規模生産者は確実に差額分が売上から目減りします。

地方議員のレベルアップが必要

地元市議会議員一般選挙の投開票が昨日行われ、定数18人に対して現職18人・新人3人が挑んだ結果、現職16人・新人2人が当選しました。選挙運動や選挙公報で知る限り、当選者の実績や資質が満足いくレベルだったかといえば、まったくそうではありません。それを踏まえると、もっと定数を削減する代わりに報酬をアップするか、日頃の仕事ぶりをよく監視して、さらに4年後の評価で市民の判断を示すしかありません。国会議員もそうですが、議員立法ができるぐらいの政策立案能力のある人物にほんとうは議員を目指してもらいたいと思います。
ところで、ロアッソ熊本は昨日のゲームで最下位の讃岐に敗れてとうとう最下位転落となりました。シーズンの残り試合は5つですが、J3への降格が現実味を帯びてきました。大分のように1年で戻ってこれれば、一度出直しを図るのも悪くないと思います。ただこれまで公金も投入されてきたクラブですので、簡単につぶすわけにもいきません。

ベースロード電源の見直しを

九州電力による太陽光発電の出力抑制には、納得がいかない消費者が多いと思います。どう考えても原子力発電を稼働させる意義が見いだせないからです。もともと無料のエネルギー源である太陽光と複雑な設備装置や管理システムを必要とする原子力ではコストが比較になりませんし、何よりも原子力の場合は、放射性廃棄物の処理に悩ませられる弱点があります。九州をエネルギー政策の先進モデルとしたベースロード電源の見直しを図るべきです。

議論こそ大事

憲法、性的マイノリティ、外国人移民、基地、原発など、さまざまな政治テーマがあります。いろんな議論がなされることが大事ですが、一方的な主張に終わり、その論者が対話に出てこない傾向が多いように思います。民主主義は確かに面倒です。その対極にファシズムがあります。

公文書管理の先進地は

10月8日の日本経済新聞の地域総合面で、地方自治体の公文書管理条例の制定状況について触れた記事がありました。それによると、条例制定済みなのは、熊本県を含む21都道県と4政令市、都道府県・政令市を除くその他の市町村では熊本県宇土市などわずか12自治体に留まり、その率は全体の0.7%とありました。意外にもわが地元市は、公文書管理の先進地ということを知りました。公文書管理は情報公開についての取り組みとも表裏一体となります。せっかく備わった体制を活用して自治体の姿を住民が正確に捉えてより良い行政運営が進められるよう監視していきたいものです。

木の日

十月八日は、十と八の漢字とを重ね合わせて木の日になっていると、昨日の新聞広告で知りました。また、来年4月1日に森林経営管理法が施行となり、管理者不明の森林が自治体管理になり得る法律が整備されたことも知りました。確かに手の行き届かない山林は災害の心配もあります。こうした新しい法律を研究してみる価値がありそうです。

福井国体

ロアッソ熊本は、昨日も何度も見せられた逆転負けを喫して、依然J3降格圏を抜けられずにいます。そんななか、福井県小浜市民体育館で繰り広げられている福井国体のウエイトリフティング競技においては、少年男子77㎏級に出場した熊本県立八代農業高校3年の水口選手が、スナッチ、クリーン&ジャーク、トータルのすべてで1位の完全優勝を果たしました。特にスナッチとトータルでは県高校新記録を樹立しました。

私たちが知らなかった声を聴く

水俣病センター相思社常務理事の永野三智さんが先月、著書『みな、やっとの思いで坂をのぼる 水俣病患者相談のいま』(ころから、1800円+税、2018年)を刊行しました。10月6日の朝日新聞読書面には、哲学者の野矢茂樹氏による同書の書評が「私たちが知らなかった声を聴く」という見出しで載っていました。心打たれる紹介でした。

70歳までの継続雇用義務付けについて

いつの間にか人生100年時代と喧伝され、政府も継続雇用の義務付けを65歳から70歳まで引き上げるよう検討に入ったと、けさの新聞では伝えていました。研究者やフリーランスの人たちは、もともと70歳くらいまでは第一線にいるものですから、さほど影響はないかと思います。しかし、雇われることになれた立場の人たちが、そろそろ休めると思っていた途端、もっと働けと言われて気力が続くものなのかと思います。特に体力を要する仕事で長時間働くことは難しいですし、それほど収入を必要とするかは、その人の経済環境にもよるかと思います。障害者雇用についてもそうですが、高齢者が働き続けるにしても、働きやすい仕事の環境作りが合わせて重要です。楽にする技術の導入や知的労働に対応できる能力が身に付けられる機会の提供が必要です。そうこう考えると無理して国内で人生を送るばかりが能とはいえないかもしれません。

いばらの道

先日の沖縄県知事選で当選した新知事が、就任の抱負で「いばらの道」という表現を使っていました。もちろんこれは新基地建設反対のことを指しているのですが、2週続きの台風や先の大戦での鉄の暴風というようなたいへんな出来事にさらされる県民の忍耐力はすごいものだと思います。自然災害にしろ人為災害にしろ、体験者の心情ほど強いものはないと思います。

無為から有為を得る

昨日は珍しく外部のセミナーに参加しました。自治体主催で中央のコンサルタントを招いての地域活性化人材育成を見据える、よくありがちなセミナーです。分野的に農泊ということで、現在携わっている業務とも親和性が高いので、参加してみた次第です。正直、学びたい部分の情報が少なく、私の期待に沿う内容ではありませんでした。しかし、無為だからこそ自分にとっての有為が明確になり、その足りない部分を自ら補っていけばいいことが分かったので、まったくの無駄ではなかったと思います。それにしても、事例として紹介された農泊サイトの話を聴いて、お金を出す官とそのお金を使う民との双方の能力不足は、どのような分野でもあるなと、改めて思いました。

永遠のファシズム

台風24号が通過するまでの間、沖縄のリゾートホテルで缶詰め状態でした。割と薄い文庫本でしたが、ウンベルト・エーコの『永遠のファシズム』(岩波現代文庫、940+税、2018年)は、なかなか読みごたえがありました。おおよそ20年前の時代背景に、ファシズムや新聞、移民の問題について発言した記録集となっています。ですが、発言の内容が20年後の現在にも通じるものがあり、まったく色あせていません。エーコは、1932年生まれのイタリア人です。ファシズム台頭期に少年時代を過ごしています。優れた考察は時代を貫くのだという思いを強く持ちました。